day16: ウランウデ再び

‎[イルクーツク→バイカル湖→ウランウデ]
イルクーツクの100キロほど東、 バイカル湖畔の町リストヴャンカにて キャビアをたらふく(チョウザメなので鮫腹?) 食べようと考えていたが 片道で3時間以上、 週末、短い夏を楽しむロシア人家族の車列‎で 道も混雑しているのを見て進路を変更、 イルクーツクの街をちょろっと散策して ウランウデに戻ることに。
帰途、再度バイカル湖畔を落ち着いてみて回ると 有料のキャンプ場&湖水浴場を一ヶ所、 湖畔で野宿できそうな穴場も2、3ヶ所‎発見。 うーん、‎キャンプ出来ると分かっていれば。

‎さて。
ウラジオストク→バイカル湖‎の 『シベリアの道』が‎この旅の一つの区切り。 と言ってもまだ第一章、いわば準備運動。
これからが本番。
第二章は『草原の道』‎。 かつて名だたる遊牧騎馬民族‎が 覇を競ったモンゴル&カザフスタン。
明日から南下、モンゴルへ。

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day15: バイカルの青

[ウランウデ→バイカル湖→イルクーツク‎]

昨日あまり見れなかったウランウデの街を 軽く散策する。 整然とした街並み。 穏やかな歩行者天国。 公園では今日結婚式をあげた若い男女が 晴天の街を背景に‎写真を撮っている。
好天に誘われバイカル湖まで 足を伸ばしてみることにする。 とはいえ、軽く200キロはあるが。 地図では湖に沿って道が通っているが、 実際には樹木でおおわれていて視界は開けず 湖はあまり良く見えない。 そして近寄れない。
なんとか湖畔に近づくべく道を探す。 細い脇道にそれ、 大きな水溜りを飛び越え、 湖に注ぎこむ小川を横切り、 シベリア鉄道の高架‎をくぐって たどり着いた場所。
急に視界が開き、 目の前は青い空とそれよりも青い湖‎だけ。
時間を忘れてこの景色をしばらく独り占めしていた。

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Day14: ウラン=ウデ

[チタ→ウラン=ウデ]
ブリヤート共和国‎。 モンゴル系ブリヤート人が多く住み、
独自の自治を行う。
ウランウデはその首都で、ロシア国内でも異色の街。 中心部の広場にはレーニンの巨大な頭が鎮座。
ソビエト時代の宗教弾圧にも屈せず チベット仏教が信仰されてきたせいか、 どことなく今まで見てきたロシアと異なり 街や建物が整然としていて小気味良い。
道行く人たちもアジア系‎が目立ち スラブ系との割合は半々くらい。
モンゴル系とロシア系が互いに距離をおき、 残念ながら共存しているようには見えなかった。

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day13: チタのバイカーズクラブ

‎チタの街に行く途中に出会ったロシア人ライダーに導かれ、わけもわからないうちに チタにあるバイカーズクラブにたどり着いた。
多くのライダーが集う場所のようで、 ロシア国内はもちろん、 僕のような海外からのライダーも なぜか集まってくるようだ。 街の片隅、かなり辺鄙な場所なのに。
商売くさいところはなく、 『お金?バカなことを言うな』 もう勝手にはいって勝手に食べて勝手に寝といて、 という放任っぷり。 ありがたく僕もそうさせてもらいました。
宿帳をめくっていると、ざっと見ただけで 中国韓国オーストラリアスペインと様々な国から ロシアを旅するライダーたちが訪れている。
不思議と人が集まってくる場所や人、というのは‎ある。 単に物理的な理由だけではない、 なにか人を引き寄せる引力のような‎ものがあるのだろう。
日本人ライダーもかなり集まるようで、 宿帳にはこの2、3か月だけで4、5人の 日本人ライダーの名前を見た。 なんと昨日まで2週間も滞在していた 日本人がいたらしい。
僕は一宿一飯で出てしまうが おおくのライダー‎たちに訪れてもらいたい。
なお、次の土曜日にはロシア中からライダーが ここに集まる一大イベントがある。
日本代表?として参加してみたい気持ちはある。

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day12 : チェルヌイシェフスク

昨日偉そうなことを書きましたが、 さっそくガス欠になりかけました。
前もってGPSでしらべておいたガソリンスタンドが 廃業して更地になっているとは思わなかった。
次のスタンドまで80キロ以上。 すでにリザーブでだいぶ走っているのだが。
さらに。 バイクの電源が死んだかのように メインキーをまわしても うんともすんとも言わなくなり血の気が引く。
バス停の片隅で必死に原因探求。 偶然通りがかったロシア人ライダーの助けと 白夜で夜遅くまで明るいおかげでなんとか修復。
チェルノイシェフスクの町にたどり着いた頃 夕陽は草原に沈んでいった。

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