Day18: ウランバートル大渋滞

早朝、国境の町のホテルをのドアを 開けると歩道に牛が寝そべっていた。
想像していた通り、モンゴルの道は爽快。 どこを見ても大草原。 道は舗装され信号はなく‎交通量は皆無。

ところが首都ウランバートル‎に 一歩入ると状況は一変、大渋滞。 クラクションならされたり怒鳴られたり。 おまけにヨッパライに食料強奪されて。
それ以外の道がよすぎるゆえ 悪いところが目立つのかもしれないが。
今まで訪れた国のなかで、 ブラジルのリオデジャネイロ ‎ベネズエラのカラカス に並ぶ最凶ランク。
しかし一歩街をでると まるで極楽浄土をはしっているかのよう。


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day17:モンゴル入国

ウランウデから南へ300キロ、 雨に打たれ、ぬかるんだ道をすすむ。
国境の街キャフタから越境。
‎国境のゲートに辿り着いたのは16時前。 20台ほどの車が列をなしてゲートが開くのを待っていた。
バイク旅において、国境ですることは どこの国でもほぼ同じ。‎基本は以下の4つ。
1:出国する国の税関にバイクの通行許可証を返却 2:イミグレーションでパスポートに出国スタンプ 3:入国する国の税関でバイクの通行許可証を取る 4:‎イミグレーションでパスポートに入国スタンプ
国によってはこれらに保険を購入したり、登録証のコピーが必要だったり、‎どこかの部署にはんこやスタンプをもらいにいったり、通行料支払ったりが加わる。
文章にすると簡単だが、 言葉も文字もわからないと非常に疲れる。
結局モンゴルに入国出来たのは‎20:‎00過ぎ。 4時間以上かかった。
国境の町、500円の安宿に入ると ろくに着替えず眠ってしまった。
そのうちロシア→モンゴルの入国手順は まとめておきたい。
国境の様子を一枚。 (ちなみにロシアでは公的機関の写真を  無断で撮ると逮捕されます)

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day16: ウランウデ再び

‎[イルクーツク→バイカル湖→ウランウデ]
イルクーツクの100キロほど東、 バイカル湖畔の町リストヴャンカにて キャビアをたらふく(チョウザメなので鮫腹?) 食べようと考えていたが 片道で3時間以上、 週末、短い夏を楽しむロシア人家族の車列‎で 道も混雑しているのを見て進路を変更、 イルクーツクの街をちょろっと散策して ウランウデに戻ることに。
帰途、再度バイカル湖畔を落ち着いてみて回ると 有料のキャンプ場&湖水浴場を一ヶ所、 湖畔で野宿できそうな穴場も2、3ヶ所‎発見。 うーん、‎キャンプ出来ると分かっていれば。

‎さて。
ウラジオストク→バイカル湖‎の 『シベリアの道』が‎この旅の一つの区切り。 と言ってもまだ第一章、いわば準備運動。
これからが本番。
第二章は『草原の道』‎。 かつて名だたる遊牧騎馬民族‎が 覇を競ったモンゴル&カザフスタン。
明日から南下、モンゴルへ。

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day15: バイカルの青

[ウランウデ→バイカル湖→イルクーツク‎]

昨日あまり見れなかったウランウデの街を 軽く散策する。 整然とした街並み。 穏やかな歩行者天国。 公園では今日結婚式をあげた若い男女が 晴天の街を背景に‎写真を撮っている。
好天に誘われバイカル湖まで 足を伸ばしてみることにする。 とはいえ、軽く200キロはあるが。 地図では湖に沿って道が通っているが、 実際には樹木でおおわれていて視界は開けず 湖はあまり良く見えない。 そして近寄れない。
なんとか湖畔に近づくべく道を探す。 細い脇道にそれ、 大きな水溜りを飛び越え、 湖に注ぎこむ小川を横切り、 シベリア鉄道の高架‎をくぐって たどり着いた場所。
急に視界が開き、 目の前は青い空とそれよりも青い湖‎だけ。
時間を忘れてこの景色をしばらく独り占めしていた。

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Day14: ウラン=ウデ

[チタ→ウラン=ウデ]
ブリヤート共和国‎。 モンゴル系ブリヤート人が多く住み、
独自の自治を行う。
ウランウデはその首都で、ロシア国内でも異色の街。 中心部の広場にはレーニンの巨大な頭が鎮座。
ソビエト時代の宗教弾圧にも屈せず チベット仏教が信仰されてきたせいか、 どことなく今まで見てきたロシアと異なり 街や建物が整然としていて小気味良い。
道行く人たちもアジア系‎が目立ち スラブ系との割合は半々くらい。
モンゴル系とロシア系が互いに距離をおき、 残念ながら共存しているようには見えなかった。

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