シルクロードの果て 西の京

薬師寺にXRV750を停めて、 となりの唐招提寺へは徒歩10分ほど。
(ちなみに薬師寺の有料駐車場は100円だけど、
薬師寺南門の目の前に無料の駐輪場があったりします)

さて唐招提寺。
唐からはるばるやってきた鑑真さんのお寺。
1200年以上前からそのままここにある。

聞くも涙の鑑真の来歴や、
ご本尊の仏像ドリームチーム( 盧遮那仏 /薬師如来/千手観音)などについてはひとまずおいて、
ぼくがこのブログで取り上げたいのは
1200年以上前に鑑真といっしょにここへやってきたお弟子さんたち。

唐招提寺のメインの建物(金堂、地蔵堂、経蔵など)や
仏像群(四天王や梵天、帝釈天像)をつくったのは 安如宝 というお弟子さん。

漢字の名前なので中国の人のように思われるが、
ユーラシア大陸のど真ん中、中央アジアのウズベキスタンにあるブハラという、
シルクロードの歴史あるオアシス商都の出身と言われている。
彼の彫った仏像群は一見してホリの深いお顔立ち。

他にも 軍法力 という現在のマレーシア/カンボジアあたりの出身の人や
善聴 という現在のベトナムあたりの出身の人たちも。

そんな国際色豊かな人々がここ奈良の地で一致協力して唐招提寺を建立し、
ひいては日本という新しい国家の建設に携わっていたことに
思いを馳せてしばしたたずむ。

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