令和走り初め

令和初乗り。
行き先は奈良県奈良市の薬師寺と唐招提寺。ほかにもちょろっと。

東塔は現在解体修理中で、幕に覆われているのだが
このゴールデンウィーク中に幕の内部の様子を見学できるとのことでひとっ走り。

薬師寺の西塔は1981年に再建されたもので新しいが、
東塔は1300年以上前の創建時からずっとここにあり、
今回の修繕は創建以来初めて(!)の解体修理。
修理用の足場を使い塔の最上階近くまで登り、
間近に見れる機会なんて、もう二度とないだろうね。

薬師寺については特筆すべきことはもう山ほどあるけど
とりわけ本尊の薬師三尊像、(実は製作者は未だ不明)
僕が一番注目したいのは本尊の台座に刻まれた
・ギリシアの葡萄唐草
・ペルシア蓮華文様
・インドの力神と呼ばれる神様
・中国の白虎、青龍、朱雀、玄武の四方四神 の模様で
堂内の説明書きには
これこそが<奈良はシルクロードの終着点>とよばれる由縁、と書かれている。

  • 1300年以上前、日本という新しい国家の黎明期に
    ユーラシア大陸のあちこちからシルクロードを通じて様々な国の人が集い、
    その痕跡を間近に見ることができることに深い感銘を受けはしないだろうか。

次回は薬師寺のすぐとなり、唐招提寺。

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