オートバイを北米に輸送した時の費用について

前回はオートバイを海外に持出すまでの流れを書いたが
今回はツーリング目的で名古屋港からロサンゼルス(ロングビーチ港)へ
XRV750を一台輸送したときにかかった費用について。

前回の簡略図を再掲しておく。

バイクの梱包は名古屋港から少しはなれた鈴鹿の、
とあるプロの梱包業者さんにおねがいした。

A 梱包費(資材込)60000円
B 梱包した場所から名古屋港への輸送費 18000円
C+D 港湾での荷役費合計 22600円
E 海上輸送費(保険込)77200円
その他
書類作成費・通信費等 10000円
輸出通関代行手数料 6000円
税関での輸出検査費 8100円

以上が日本から持出す際に支払った金額。およそ20万円。
そしてLAで引受に支払った金額(単位はUSドル)は以下のとおり。

D’+ C’  港湾での荷役費合計 180ドル
B’  税関から業者までの輸送費 150ドル
A’ 開梱+資材処分費 100ドル
その他
輸入通関代行手数料 120ドル
税関での諸手続費 100ドル
USA税関への支払い 30ドル の、合計680ドル(1ドル110円として74800円)

つまり、日本で梱包し、LAで受け取るまで
(A+B+C+D+E+D’+C’+B’+A’)
およそ27万5千円ほどかかったことになる。

肝心の輸送費(E)は77200円。これだけだとそれほど高くないように思うが
諸々の諸経費が積み重なり、トータルでけっこうな額になるのがわかる。
余談ながら、「海外へのバイク輸送費はどれくらいかかる?」という質問に対して
人によって答えがまちまちなのはこのあたりが理由のひとつだろう。
「輸送費のみ」か、「トータルでの費用」、どちらで答えるかで数字は大きく変わる。

さらにバイクでUSAを走るために必須の自動車保険に608ドル(66880円)
支払っているので、「走り出す」までの合計は34万円強。

そのうえ日本→LAの航空券で9万円ほどかかっているうえ、
引取りが完了するまでの滞在費用や交通費も必要になる。

-では船が港に着いてからどれくらいの期間で通関できるのか

出発前の業者さんの話ではロサンゼルスで3日以内に通関は済み、
XRV750に乗り出せる手はずになっていたのだが
どういうわけかずるずると2週間待たされ、
その間の宿泊費+食費で10万円以上かかったことを付け加えておく。

次回はそのバイクを
南米コロンビアから船で日本に送り返したときの費用について。

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