阿寒湖アイヌコタンとアイヌ舞踊-2016北海道Day1-3:(9/4)

阿寒湖畔のアイヌコタンにある
「アイヌシアター ・イコロ」にてアイヌ古式舞踊を見学する。
ちなみに「イコロ」はアイヌ語で「宝」の意。

アイヌシアター
建物の外観と装飾にちぐはぐな印象をうけたが
あまり変な先入観を持たぬよう
意識してニュートラルな心持を保つように入場したつもり。
入場料1080円。30分の演目にしては少々高いような・・・

「鶴の舞」や「黒髪の踊り」など数種を観覧。
国の重要無形民俗文化財に指定かつ、
ユネスコ世界無形文化遺産登録されている。

正直な感想。 とくに心に響くものはなかった。

おそらくアイヌの血と伝統を濃く受け継ぐ人たちによる
本物のアイヌ舞踊なのだろうが、
「神に入る・鬼気迫る・圧倒的な・引きこまれる」
といった迫力はとくに感じられなかった。

しかし、ひとつ注目したのは
「カムイノミ」といわれる神々に祈りを捧げるさまざまな儀式。
それらの所作と発声、使われている道具や言葉などに
「神道」の影響を強く受けていると見受けられたこと。
イコロ・カムイノミ

その件が気になり、後日「和人」との交流の経緯をすこし調べたけど、
観光地などで喧伝されがちで、僕も今までそう思っていた
「神々を敬い、自然と共に生きる純朴で心優しき人々」
のようなイメージとは異なり、アイヌ、かなり武闘派な一面も。

船を漕いで樺太へ渡り、北上して大陸へ。アムール川を遡り、
世界最大最強のモンゴル帝国(=元)にケンカふっかけたりしてます。

これらの「和人との共生と確執」「モンゴルとの交易」などを
いずれまとめてみたいとおもいます。

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