走り初め:京都の金戒光明寺へ

今年に入ってから休日は専ら神社めぐりをしてましたが、
アフリカツインを駆り出して、京都まで軽くひとっ走りしてきました。

今回の目的地は黒谷の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。

金戒光明寺

幕末の京都は「尊皇攘夷」と「開国佐幕」がいがみ合い、
暗殺、強奪、放火が続発する物騒な世。
治安維持、御所の保護、幕府の威信回復のため設けられた
危険で損な役回り「京都守護職」に命じられ、
はるばる会津(現在の会津若松市、福島県)から
やってきた会津藩の本陣が構えられたのがこのお寺。

山門

まるで城砦のような頑強な山門をくぐると
1000名もの家臣が寝泊りできる宿坊を備えるその広さだけでなく、
広く京都市内を見渡せる高台にあり、京都御所がすぐそばにあることに気づく。

中央政府(徳川幕府)を恨む藩や公卿、その子分で今は「志士」と称される面々。
それらを裏で操り資金と武器を調達する英国商人とその手先の脱藩浪人。

そんな権謀術数うずまく世界で馬鹿まじめに職務に順じたため、
明治新政府から恨まれ、後の戊辰戦争では「賊軍」と呼ばれ
後ろめたいなにかを隠すかのように徹底的に殲滅され、
はては会津の地から追放され、北へ北へと追いやられ・・・

そんなご先祖様を偲ぶ今年最初のツーリングでした。

洛匠
帰途、八坂神社ちかくのわらびもち「洛匠」をお土産に購入。

 

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