アフリカツインの燃料ポンプトラブルとその対策

アフリカツインというバイクはその生い立ちからタフさをウリにし
事実、10年以上かけて熟成されてきた歴史をもつ
機械として非常に信頼性の高いオートバイだが、ひとつだけ明確な弱点がある。

「燃料ポンプ」。

「フューエルポンプ」「電磁ポンプ」「燃ポン」などと呼ばれたりするこの部品は
ガソリンをタンクからキャブレターに送る重要な部品であり、
それが動作不良を起こすと、たとえタンクにガソリンが十分入っていても
ガス欠状態となり、走行不能に陥ってしまう致命的な弱点。

純正部品で新品に交換したとしても、数万キロで再発する懸念材料。
私も新車から2万キロ過ぎに一度発生し、新品に交換。
その6万キロ後にトラブル再発。どちらも内部の接点の異常磨耗。
2回目の時は南米ボリビアの砂漠の真ん中で、日も暮れかけてきたころだった。

砂漠で燃料ポンプトラブル

砂漠で燃料ポンプトラブル

もっとも、最初に壊れたときの経験から対策を講じていたので
落ち着いて作業をすませ、次の町 -80km以上先の- へ向けて走り出せたが、
あの時対策を用意してなかったら、と思うと背筋が冷える。

その時の対策方法は「負圧ポンプに換装」しただけ。
その後7万キロ以上その時の負圧ポンプを使用しているが、
現在もトラブルなく快調に走っている。

さて、「負圧ポンプ」は他車種の純正部品を流用するのですが、
機械やメンテが苦手な方にも非常に簡単に作れますし、
設置場所もある程度自由が利くので純正ポンプを付けたまま、
予備として車体のどこかに固定しておくこともできます。

近々そのつくり方もアップしたいと思います。

 

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